美濃焼ミュージアム

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*8月15日(水)から開催*小企画展「代用品と統制品 -戦時中の記憶をたどる-」

こんにちは!連日猛暑日が続いていますね。みなさまどうか体調にはお気をつけください。本日は、来月から開催する小企画展のお知らせをさせていただきます。今年は、太平洋戦争が終結して73年目になります。8月15日の終戦記念日にあわせて、当館では「代用品と統制品 -戦時中の記憶をたどる-」を開催します。日中戦争以降の戦時期は、美濃焼1300年の中でも、特に厳しい統制が行われた時代です。金属類など軍需品に使われる原料の日常品等は、本来の材料とは異なったもので作られるようになります。それらを代用品と呼びます。その一端を担ったのが陶磁器です。とりわけ、昭和16年以降は、陶磁器に「生産者別表示記号」、いわゆる「統制番号」の記載を義務付けられ、製造品や数量などが管理されました。これら統制品(※1)は、窯業界における戦時体制の一層の強化を象徴するものです。ただ、今回の展示は窯業の話で終わりません。これら代用品や統制品を製造した背景にある、戦時下の暮らしの証言を交えて紹介します。時代に翻弄されていく工人たちの生活や、疎開先であるはずの田舎町におとずれた空襲体験など、今一度平和を考える場として、この小企画展をご覧いただければと思います。(※1)統制陶器とも呼ばれる「統制番号が記された陶磁器」について、ここでは「統制品」とします。(光枝)