小企画展「武将とやきもの -土岐明智氏×古瀬戸系施釉陶器窯-」スタート

こんにちは!

今日は気持ちのいい青空ですね。

国際陶磁器フェスティバル美濃’17も終わり少し落ち着いたところで、本日新しい企画展がスタートしました。


まずはじめに、古瀬戸系施釉陶器窯って何?と思われる方が多いと思います。

簡単に説明すると、12世紀末~15世紀後葉にかけて、美濃窯のお隣である尾張国瀬戸窯において、中国陶磁を模した「古瀬戸」と呼ばれる高級施釉陶器が作られていたのですが、このころ瀬戸窯以外の中世窯は、ほとんどが無釉の陶器生産ばかりでした。もちろん、美濃窯も例外ではありません。

そのような中、15世紀中葉、つまり室町時代中ごろに、瀬戸窯からの工人の移動によって、古瀬戸を焼く窯が瀬戸窯以外に築かれました。この窯を古瀬戸系施釉陶器窯といいます。

そして古瀬戸系施釉陶器窯が美濃に築かれた時期に、窯が築かれた土地を治めていた一族は「土岐明智氏」でした。

土岐一族の歴史は長く平安時代まで遡りますが、ここでは室町時代中ごろに現在の土岐市を中心とする妻木郷などを治めていた一族の土岐明智氏をピックアップします。

この時代、一族のトップは支配する土地ではなく、将軍に奉公するため京都にいました。これら京都にいる「在京」の土岐明智氏と、領地にいる「在地」の一族との歴史的背景が、どのように古瀬戸系施釉陶器窯に関わってくるのか…。


文献と考古を結びつけることはなかなか難しく、古瀬戸系施釉陶器窯に関しては推測の範囲を出ない部分もありますが、そのような難しさもあわせて、ぜひ展示をご覧ください。


会期:平成29年10月27日(金)~平成30年3月4日(日)

会場:多治見市美濃焼ミュージアム内 ギャラリーS1


(光枝)



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