西浦焼

こんにちは。

今朝は昨日より冷え込みましたが、ミュージアムに来てみるとの梅の花が・・・

少しだけ、春の到来を感じました。

・・・が、ミノムシはまだ寒くて出てこれませんね。

さて、以前もご紹介しましたが、本日は花つながりで再度西浦焼を紹介します。

今月よりミュージアムの常設展に西浦焼の「釉下彩牡丹文花瓶」を展示しております。

牡丹は4月頃から見られる花ですが、花言葉は「風格」「富貴」「恥じらい」「高貴」「壮麗」とあるように、存在感がありますね。その美しい牡丹を表現しているのが、西浦焼の技術です。


ここでおさらいも兼ねて少し。

美濃では、今から200年ほど前に磁器製品が作られるようになり、染付などによる国内向けの日用品が主流となっていました。幕末期の美濃は、尾張藩の蔵元の手を経て瀬戸物として販売されていましたが、明治維新後その制度が解け、自由に製造・販売ができるようになります。


「美濃焼」として国内外へその名を広めたのが、西浦圓治(三代~五代)です。精密染付の名工である加藤五輔らと、美濃焼の高品質化による製品の開発と販売に取り組みます。


西浦焼といえば、この花瓶のような釉下彩がひときわ美しく、見る人を惹きつけます。

明治32年頃から44年にかけて制作された西浦焼の代表的な表現技法である釉下彩は、吹絵、盛上げ、彫刻などを併用し、絵付けをしてから透明釉を施して高火度焼成しているものです。釉薬の下で発色するため、柔らかな雰囲気が特徴です。


西浦焼は、制作すると直ちに海外に輸出されたことから国内にとどまる作品が限られ、明治45年には事業をやめることとなり、残念ながらその技術も途絶えてしまいました。


明治期には万国博覧会へ出品され高い評価を得た西浦焼の技術を、ぜひミュージアムでご覧ください。




Minoyaki Museum Official Blog

多治見市美濃焼ミュージアムの公式ブログです。展示、イベント情報など日々更新しています。

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