信長の朱印状

こんにちは。

年の瀬も迫って参りましたね。

今回は美濃焼の歴史背景に焦点をあてたいと思います。

現在ミュージアムでは、常設展「美濃焼1300年の歴史」にて、信長の朱印状を展示しております。

朱印状とは、戦国時代から江戸時代にかけて花押(サイン)の代わりに朱印を使用し、戦国大名や将軍が発給した公的文書のことです。

この朱印状は、天正2年(1574年)に織田信長より瀬戸の陶工である加藤市左衛門(景重)に与えられた朱印状で、焼き物を奨励する一方、在所への定着を義務付けたものとされています。

市左衛門が信長に茶入れを献上し、褒美として朱印状を与えられましたが、同業者からねたみを買ったため、朱印状を弟の景光に渡しました。景光は瀬戸を脱出した後、久尻(現在の岐阜県土岐市)に身を寄せたとされています。

その後朱印状は代々受け継がれ、多治見村に移り住んだ景増から末裔に伝わり、昭和50年に多治見市へ寄贈されました。


朱印状は、時の権力者との結びつきや、時代背景を紐解く手がかりとなります。

織田信長の朱印である「天下布武」。

美濃焼の長い歴史の中で、焼き物にまつわる歴史の一端をぜひ感じ取ってみてください。


※多治見市教育委員会蔵。

※展示は複製です。

※ここでは市左衛門を景重としていますが、景光という説もあります。

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